大空襲70年「戦争だけは嫌だ」
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あれから70年か。
といっても、当然、私は生まれていなかったので共感できませんが。
小学生の頃は、教員の多くが戦争経験者だったので、東京大空襲の話や、特攻の話(音楽の先生のお兄さんが敗戦の日に特攻機に乗っていたと聞かされたのを覚えています)をよく聞かされました。
ということは、来年であの戦争終結から70年経つのですね。
歴史を鳥瞰するとあることに気が付きます。それは、だいたい70年前後で世の中が大きく変化する事実です。
日本であれば、今から70年前が大東亜戦争の終結、さらに70年前が明治維新
ロシアであれば、ソヴィエト崩壊の約70前にロシア革命が。
アメリカであれば、独立から約70年後に奴隷制廃止と南北戦争、その約70年後にニューディール政策等への転換、、
だいたい、70年もすればそこに住む人の大半が入れ替わる?ということなのでしょうね。
逆に言えば、一つの思想が生まれてそれが衰退し、新たな考え方に変わるまで70年かかるということかもしれません。
今を基準に考えれば、70年前、日本は敗戦しました(「終戦」という言葉は、当時の日本の軍部を説得するための言葉のあやです。本当は敗戦です。)。
その後に生まれた思想は、私たちが小中学校で植えつけられた、戦後の極端な思想です。
幕末の大政奉還から明治新政府の樹立、富国強兵による世界での生き残りをかけた大改革が明治維新であり、そこから約70年かけて築いたのがアジアにおける軍事・経済の超大国という立場でした。
その頃に築いた思想は、敗戦とともに消去され、平和主義・自由主義・国民主権・民主主義が徹底されるとともに、日米安保条約という紐付きの独立国家としてスタートし、約70年後の現在に至ります。
数年前と今とでは、明らかに空気というか、風向きが変わりましたね。東日本大震災が一つのきっかけだったようにも思います。
戦後の自虐思想的な発想?は、民主党政権の崩壊とともにその欠陥が露呈しました。
また、アメリカ合衆国の世界における衰退と影響力の低下により、今まで見ようとしなかった世界の現状が見えてくるようになりました。
お隣の中国では、あからさまに、太平洋をアメリカと中国で二分するといいのけているし、アメリカの影響力がこれ以上に落ちれば、確実に尖閣諸島含めた我が国の領土への侵攻を開始するだろうし。
現実問題として、彼らの侵攻に対して、核を保有する中国・北朝鮮に、核戦争を覚悟の上アメリカ合衆国や他の国が参戦する保証はないし。
数年前まで、憲法改悪とか、9条改正絶対反対とか、武力では戦争を止められないとか、主張していた識者たちは、少数派になり、次々とその虚構が剥ぎ取られ、裸の王様のようになっている。
私は、責任ある有識者による政治とリーダーシップにより、戦後体制から脱却し、独立国家として世界と対等に経済発展を遂げる国になりたいと昔から考えております。
「有識者」というのがポイントです。
思うに、民主主義が暴発するのはいつも、口先だけの無能な政治家が権力を掌握したときです。
もし、この先10年で、無能な政治家が権力を握ることがあれば、尖閣諸島等における偶発的な武力衝突を切欠に、約70年前と同じように日中戦争に突入しかねないと私は予測しております。
それは絶対に避けなければならないので、我が国の軍備を拡張し、アメリカ合衆国含めた同盟国との関係を深め、常に敵国になり得る国家の政治情勢を把握することが重要でしょうね。
中国の怖さは、政権の危うさにあります。あそこは、首相率いる共産党と、軍閥が利害が一致しない場合もあったりするから、軍部が暴走する可能性を秘めた危険な国です。
その内部の状況を、あらゆる手で(スパイ活動ってことね)諜報する必要があります。
そうすることで、戦争を未然に防ぎ、緊張の中にも平和を享受できると考えています。
戦争は嫌いだ!
軍隊は絶対反対!
原爆なんて禁句!
と歌うお花畑にいる人たちは、良いか悪いか抜きにして、どんどん少数派になっていく気がする。
戦争が嫌なら嫌で、そうならない具体的な施策を考えろってんだ。
そういったことは他人任せで、自分と家族だけは安全なところにいたいなんて、むしが良すぎるんだよ。
と本音を呟くのであった(笑)。