田中謙次の宅建試験ブログ

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NHKでブッタ最後のことば放映しているから勉強してみた

大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)

1.種類

 ①釈迦の仏教・・・自分で修業し苦しみを克服する道

 ②大乗仏教・・・外部の不思議な力により救われる道

 

 

2.釈迦のおいたちと涅槃経の生まれ

 紀元前5~6世紀にインドとネパールの国境付近ルンビニで王子として生まれる。当時の名前は、「ゴータマ・シッダッタ」。

 病気で苦しむ人をみて、人生は、「生老病死」の連続だと知る。

 29歳で何もかも捨てて出家する。

 35歳で、苦行の末に悟りを得る。そのときブッダと名乗り世界を旅する。

 85歳で涅槃に入る。

 

 

3.涅槃業とは

 涅槃は、当時インドの普通の考えだった輪廻を超越した、真の死であり安楽であるとする考え。

 輪廻は、天(神の住む場所)・人(人の住む場所)・畜生(動物の世界)・餓鬼(飢えの苦しみの世界)・地獄(苦しみの世界)を、生まれ変わりを繰り返し、苦しみの連続を意味する。

 この輪廻から逃れ出ることを涅槃という。

 この涅槃に入るためには、「煩悩」(自分中心にみるような見方⇒苦しみを生む根源)を消すことが要素となる。

 


4.仏教の定義(要素)

 仏教の定義は、仏・法・僧が存在することを意味する。

 「仏」とはブッダ自身

 「法」とはブッダの教え

 「僧」とはサンガと呼ばれる自己鍛錬の組織

 サンガとは4人以上の修行の組織。これは、一人では続かないものでも、4人いれば長く修行を続けられるとするブッタの知恵が生み出したもの。

 


5.サンガとは

 仏教の基本的な発想は、信じるものはなにもなく、拝む対象もなく、修行を続けることだけというもの。神という概念もなく、ブッダも人であり、単に先に歩み発見したことを後に続く人達に伝えることでしかない。その継承する方法として、サンガという組織がある。

 このサンガという組織が2000年以上続くものであり、世界最古の組織論ともいえる。


(エピソード)

ある日、インド北部のマガダ国の大臣から、ブッダが相談を受ける。敵対するヴァッジ族と戦争することを考えているが、勝てるかどうか?

ブッダは次のことを尋ねた。

「ヴァッジ族はどのような部族か?

みんなで会議を開いているのか?

規律を守って暮らしているのか?

長老を敬っているのか?」

全てを満たしているとの答えが返ってくると、

「であれば、ヴァッジ族には勝てないから戦争しないようにとアドバイス」

 

その後、ブッダは弟子たちを集めて組織が衰亡しない条件を教えた。

①比丘(出家した修行僧のこと)たちがしばしば集会を開き、多くのものが参集する

 ⇒会議を開く

②比丘たちが一丸となって集合し、一丸となって行動し、一丸となってサンガの修行を遂行する

 ⇒全員で一丸となって活動する

③比丘たちが、定めらていないことを定めず、すでに定められたことを破らず、定められた法律を守って行動する

 ⇒法律を守る

④比丘たちが経験豊かでサンガの父 サンガの導き手である出家生活の長い長老たちを敬い供養しその言葉に耳を傾ける

 ⇒先輩を敬う

⑤比丘たちが輪廻の再生を引き起こす渇愛(欲望のこと)に支配されない

 ⇒欲望に心を動かされない

⑥比丘たちがアランヤ(人気のない郊外という意味)の住処に住むことを望む

 ⇒世俗間の中に身を置かない

⑦比丘たちが心の想いを安定させ「まだ来ない良き修行者が来ますように すでに来た修行者が快適に暮らせますように」と願う

 ⇒仲間を大切にする

 

このサンガという組織があるといことは、人による支配ではないので、滅びようがないという。つまり、法の支配をこの時代に主張している。

 


6.戒と律

・戒…個人の心構え

 ⇒戒とは、律を実現すための個人の心構え。これを破ると仏教は次のような結果を招くと説く。

 ①放逸のせいで大いに財産を失う

 ②悪い評判がたつ

 ③どのような人たちの集会に参加しても不安でおじけづく

 ④精神が錯乱して死ぬ

 ⑤死んだ後地獄に生まれる

 

・律…集団(サンガ)における法律

 律に反する場合の最高刑は「仏教界からの永久追放」最も軽いものは「心の中で反省する」

 


7.法鏡

 ブッダが病気となり死期を悟る。弟子たちが不安となりブッタに教えを求める。

 弟子が周りの人たちの死に不安を隠せず、すべての名前を挙げ彼らは涅槃にはいったのかと質問し続ける。

 ブッタは、それを制止し、次のように諭す。

 人というものは皆次々と死ぬものだ。そのたびにブッダのところへやってきてあれこれ尋ねるなら、大変煩わしいことになる。それゆえ、法の鏡という教えを説いた。

 これは、ブッダがいなくても、涅槃への道が保証されているか、判断できる基準が法鏡。


ブッダ(仏)に対して清らかな信頼の気持ちを起こしているか

ブッダの教え(法)に対して清らかな信頼の気持ちを起こしているか

仏教組織であるサンガ(僧)に対して清らかな信頼の気持ちを起こしているか

④最高にすぐれた規律を身に付けているか


上記のことだけやっていれば涅槃に入れると弟子を励ました言葉と言われている。

 


8.平等主義

仏教は当時のインドのカースト制度を否定するところから生まれた。故に、生まれながらにして差別を嫌う宗教であった。


(エピソード)

ベーサーリーで、遊女のアンバパーリーはブッダを食事に誘う。そこに、裕福なリッチャヴィ族の方がきて明日の食事に誘う。しかし、ブッダは遊女との食事の約束を理由に断る。

アンバパーリーはそのことを知り喜び、マンゴーの林であるアンバパーリーの林をサンガに寄付した。


ブッダ平等主義は、現在のものとはことなり、平等が故に苦しむという発想をもつ。

 

9.自燈明法燈明

島という場合もある。島も燈明も同じ意味。
洪水ですがるのが島、暗闇ですがるのが燈明。


自燈明とは、自分を拠り所にしなさいという意味。

 ⇒これだけでは自分中心の自分勝手になる。

法燈明とは、ブッダの教えを拠り所にしなさいという意味。

 ⇒これだけでは独断的・狂信的なものとなる。ブッダ自身は人であり拠り所ではない点が重要。


両者とも拠り所にするところに意義がある。教えに沿って自分で努力せよということ。

 


10.四念処(自燈明法燈明の実践の方法)

・身(しん)・・・肉体

 誤り⇒私達の肉体は美しく素晴らしいものであるという間違い。人は老いることで自分の理想とは異なる肉体に変わる。美しい素晴らしいものと思い込むことで人は苦しむことになる。

 正しい⇒自分の肉体は素晴らしく美しいものでない。醜いものだと自覚すること。


・受・・・外界からの刺激に対する感受作用

 誤り⇒世の中は楽しいことがたくさんあるとの勘違い。老いることで楽しみは減って行く。それを悟らないと苦しみが増す。

 正しい⇒世の中は本来的に苦痛に満ちたところであると自覚すること。


・心・・・我々の心

 誤り⇒生まれて死ぬまで心は変わらないとの勘違い。

 正しい⇒私の心は一瞬一瞬移り変わるもの。


・法・・・この世の全ての存在要素

 誤り⇒この世の中に絶対的な要素として私が含まれているという間違い。この世のどこを探しても「私」という存在要素はない。これにより「私」に執着するようになり苦しみが増す。

 正しい⇒私という存在はいろんな要素の集合体に過ぎない。

 


11.諸行無常

一瞬一瞬にすべてのものが生まれ消えて行くこと。1秒前の自分は今の自分とは違う。長い時のな流れも一瞬一瞬の積み重ねに過ぎない。

 

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